【一流が育つしつけ:アラートテクニック】どんなに小さくても、やってはいけないことは教えられる!

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どんなに小さくても、やってはいけないことが教えられる『アラートテクニック』

やってはいけないことをしたとき、

どう伝えればわかってくれるのか・・・?

 

そんなお悩みを解決し、

【才能を花開かせるチャンス】に変える

しつけテクニック。

 

アラートテクニック

をご紹介します。

 

やり方

やってはいけないことをしているときに、

『次に同じことをしたら、どうなるのか?』

を、あらかじめ予告注意(アラート)します。

 

・ご飯を食べている途中に遊びだしてしまったとき。

例えば、ご飯中に遊び始めてしまったら。

 

手をぎゅっと握って、動きを止めます。

 

そして、目を合わせます。

 

『ご飯を食べているときに、遊んではいけないよ。

次に遊び始めたら、すぐに「ごちそうさま」しましょう。』

 

と予告注意(アラート)を伝えます。

 

この時、

・感情を抑えた低い声

・怒ったような怖い顔ではなく、冷静な表情

で声をかけることを意識してください。

 

遊ばなかった場合

『ごちそうさまでした』

のあとに、

 

『○○が美味しそうにご飯を食べてくれて、

とっても嬉しかったよ。』

のように、

 

今回の食事であなたが嬉しかったこと

を、言葉にして伝えます。

 

途中で遊び始めたことには、

一言も触れません。

 

『遊ぶのをやめた』時点で、『ごはん中に遊んではいけない』ことは十分理解し、行動に移せているからです。

 

『ご飯で遊ぶのはいけないことなのよ。今度は初めから遊ばないようにしましょうね。』

などと、ネチネチ言うのは、

 

ただのお小言です。

 

お小言を言われて、

『よし!じゃぁ、これからは絶対にご飯中に遊ばないぞ!』

とワクワクする子どもはいません。

 

『ちゃんとできたあともネチネチ言われるなんて、ちゃんとやった損だな・・・』

と思うだけです。

 

行動に移せていることは、腹にストンと落ちている証拠です。

 

『この子はもうわかっている』

と信頼して、普段通りの生活に戻るのが一番です。

 

もし、また別の機会に遊んでしまったら、同じように対応します。

 

子どもは自由な生き物です。

面白いこと、楽しいことをいくらやってはいけないと言われても、なかなか我慢することができません。

 

でも、辛抱強く社会のルールを教え、自分で生きていくチカラをつける。

 

それが【子どもの才能を花開かせる大事なステップ】です。

 

遊んでしまった場合

遊びだしたら、すぐに

『さっき約束したとおり、「ごちそうさま」をしましょう。』

 

と言って、ご飯を目の前から下げます。

 

本当に下げてください!

 

一口も食べていなくても、です。

 

その結果、あとでお腹が空いて困る経験をしてもらうためです。

 

子どもは体験しないと、自分の行動を変えることができません。

 

それが、

『自分にとって楽しいこと』

なら、なおさらのこと。

 

『ご飯を食べながら遊ぶ』

のと、

『その結果、お腹が空いて辛い気持ちになる』

ことを比べて、どちらが自分にとって良い選択かを自分が決めなければ、変わりません。

 

『アラートテクニック』が使える場面

やってはいけないことをした、多くの場面で使えます。

 

特に、

『その場所が大好きでつい興奮してやってしまった』

という場面で、効果を発揮します。

 

・スーパーで騒ぎ始めた

『次に騒いだら、お店を出ますよ』

 

・電車内で大声を出した

『次に大きな声を出したら、電車を降りますよ』

 

・レストランで騒ぎ始めた

『次に騒いだら、お店を出ますよ』

 

・テーマパークでぐずりはじめた

『次にぐずったら、帰りましょう』

 

ただし、このテクニックには、

絶対に守らなければいけない約束があります。

 

親が言ったことは確実に実行すること

 

他の兄妹がいる場合には、途中で楽しい場所から移動するのは、かわいそうな時もありますが、

問題を起こした子の行動の結末

を家族全員で受け止める必要があります。

 

兄妹がいれば、ただ黙ってみているのをやめて、なんとかその子が問題行動を起こさないように工夫するようになるかもしれません。

(話しかけたり、静かな遊びに誘ったり)

 

それ自体が、兄妹にとっても

【問題解決能力を鍛える絶好のチャンス】

になります。

 

ただし、このテクニックを行うのが難しい(お店をでたり、電車を降りるのが難しい)場合には、

カウンティングテクニック

を使って、強制的にやめさせる方法の方が適しています。

 

その場合は、口をふさいだり・・・

という少々荒っぽいこともする必要があるでしょう。

 

アラートテクニックの凄いところは、

『一度自分が望まない結果になってしまったら、もう二度と同じことはしない可能性が高い』

ことです。

 

皆が楽しんでいるレストランや、大好きな電車に乗っているときに、自分のせいでその時間が終わってしまったという経験は、

なにものにもかえがたい大きな教訓

となるからです。

 

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