自制心が身についている【できる子はここが違う!シリーズ 2】
できる子は自己規律が身についている
【できる子】は間違いなく、
自制心
が身についています。
では、どうすれば自制心が身につくのか?
自制心:自分をコントロールすること
そのためには、
『この行動をしたら、結果的にはこうなる』
という、自分の体験に基づいた経験が必要です。
その経験に照らし合わせて、自分の求める結果を手に入れるために自身をコントロールできるようになるのです。
例)宿題をやるかやらないか
原則的には、宿題はきちんとやらなければならないもの。
それは、学校に通うお子さんならだれでもわかっています。
ただ、『今日はどうしてもやりたくない・・・』という日が必ずやってきます。
大人になっても、
『今日は仕事に行きたくないな』
『今日は家事やりたくないな』
と思う日があるのと全く同じです。
でも、『宿題があるならさっさと終わらせなさい!』なんて命令してしまったら、
その子が自制心を身につけるせっかくのチャンスを奪ってしまうことになります!
だから、あえて何も言わずに、
宿題を忘れた結末を経験させる
というのも、手ではあります。
ただ親心としては、できればそんな風に気が乗らない時にも、自ら『宿題をやる』と決めてほしい。
ならば、親としてできる
最大限のサポートをしてあげましょう!
命令するのではなく、『宿題はご飯の前にやる?ご飯の後にする?』という風に、
あくまでも決めるのはアナタだよ
という聞き方をします。
ここでやりがちなのは、『宿題やらないの?』と聞いてしまうこと。
できる子は自分で決めている!
でもお話したとおり、
『選択肢はどっちに転んでも良いように聞くべし!』
というルールがありましたね^^
なので、宿題やらないの?という聞き方だと『やらない選択肢』を与えていることになるので、原則に反してしまいます。
あとは、『宿題いつやるの?』もあまり良い聞き方ではありません。
その質問から、親の
『はやく宿題終わらせてほしい』
という心の声が漏れだしてしまっているので、子どもにとっては、
『命令されている』
のと同じような不快感があります。
そして、結果的に子供自身が宿題をしないと決めた場合。
この場合は、親として何もする必要はありません。
次の日に学校でどうなるのかを子供が自分で体験できる絶好のチャンスです。
結果:
・先生に注意された
・友達に馬鹿にされた
・嫌な気持ちになった
原因:
・宿題をしなかったから
この結果に子ども自身が満足いかない時に、
『もう絶対に宿題は忘れないぞ!』
と自分を律する気持ちが生まれます。
これを経験させる前に、
『宿題をしていかなかったら、先生に怒られるよ!他のみんなはやってきていることなのに、恥ずかしいよ!』
などと、親に言われて渋々やっていっても、
自制心は一切身に付きません。
子供は経験しないと学ばないもの
子どもは自分が決めた行動の結果が好ましくなかった場合にだけ、
『次はこうしよう』
と、自分をコントロールできるようになります。
宿題を一回忘れたことで、自制心の種が身につくなら、こんなに素晴らしいチャンスはありません。
子供時代に、いかに自分の行動の原因と結果を体験させてあげられるか。
この経験値の差が、あなたのお子さんが
一流の人間に育つかどうかの
分かれ道になると私は思うのです^^
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1 自分で決めている!