子どもの才能を開花させる『5年後ルール』
子どもの才能を開花させる『5年後ルール』
『5年後ルール』とは?
子どもと接するとき、その子の実際の年齢ではなく、5年後のその子に対するように、話しかけたり、接したりするルール。
人は周りから扱われる自分になっていく
私は、子どもが生まれた日から、
0歳の時は、5歳児に話しかけるように、
2歳の時は、小学校1年生に話しかけるように、
我が子に接してきました。
赤ちゃん言葉は、私は一度も使ったことはありません。
(周りが使うことはあります)
2歳になる頃には小学生に話すように世間話をしたり、何かについての意見を言ったり、ものの使い方を教えたりしています。
コチラはトースターでパンを焼いている動画です。
刃物や熱くなって危ないものも、私と一緒に居る時に、
『使うときに気をつけなければいけないこと』
を実際に見せながら伝えます。
どうして5年後ルールが一流を育てるのか?
それは、
『人間は周りから扱われる自分になっていく』
という習性があるからです。
定食屋での自分と高級レストランでの自分の違い
わかりやすい例をお話します。
定食屋に行く時と、高級レストランに行く時のことを考えてみてください。
まず、定食屋と高級レストランの違いは何でしょう?
食事や値段も違いますが、その店での自分の扱われ方が全く違いますよね。
高級レストランでは、
・名前を呼ばれて、席に案内される
・上着を預かってくれる
・メニューや飲み物の説明をしてくれる
・食事の一皿一皿が最高のタイミングで出てくる
・店を出る時に、お辞儀をして見送ってくれる
など・・・
そんなサービスを受けている自分を想像してみてください。
・服装
・言葉遣い
・食べるスピード
・食事の仕方
・話し方
その場所や雰囲気にふさわしいと思う『自分像』に近づこうとするはずです。
5年後ルールで育てられた子ども
子どもも全く一緒です。
(実年齢+5)歳として扱われた子は、
・5歳の時に、小学校4年生が考えるような疑問が湧いてくる
・10歳で、中学3年生が考えるように進みたい学校を調べ始める
・15歳で、自分の才能を伸ばすための大学や環境を探し始める
・20歳で、自分の才能を生かすことができる『自分のしごと』を探し始める
ようになります。
扱われた自分にふさわしい『理想の自分像』に近づこうとしていくうちに、本当にそのままの自分として振舞うようになっていくからです。
常に周りの友達の5年先を行く子ども
一流に育たないはずがありません^^
子ども扱いされると、そこから成長できない
では、逆にこんな扱われ方をした子どもは、どうなると思いますか?
・きれいに食べられないから、食事を食べさせられる
・時間がかかるからと、着替えに手を出される
・『うまくできないから』と手伝いをやらせてもらえない
・忘れ物があると勉強に困るから、学校の準備に手を出される
・忘れ物をしたときに、親が届けてくれる
・将来が決まる大事な決断だから、進む学校を親が決める
いつまでも親が手を出していたら、子どもには成長のチャンスがありません。
どうして親はつい手が出てしまうのか?
親はみな、
『子どもに色んな事ができるようになって欲しい』
『自立した人間に成長してほしい』
と願っています。
なのになぜ、つい手や口を出してしまうのでしょう?
これらの行動の大元になっている親の感情は、
『忙しい』と『心配』
です。
『忙しい』という字は、『心が亡くなる』と書きます。
時間に追われると、子どもの力を信じる心がなくなって、待つことができなくなります。
『心配』という字は、『心を配る』と書きます。
子どもが困ったり、辛い目に合うことに心を配りすぎて、つい手や口を出してしまうのです。
『子どもを信じる』と子どもが伸びる
この子には、(実年齢+5)歳分のチカラがある!
そう、親が強く信じることができれば、5年後ルールはものすごい効果を発揮します。
子どもが自分の理想とする自分像に近づくために、どんどん新しいことに挑戦していく姿。
もちろん、はじめはほとんど失敗するでしょう。
上手くいかなくて、イラつくこともあるはずです。
子どもが辛い目にあったり、困ったり、苦しい想いをすることもあります。
そんな我が子を
『この子にはできるはずだ!』
と強く信じて、手や口を出さずに見守ること。
だって、5年後のこの子ならできるに決まってますから。
そして、親は毎日忙しい。
でも、別に時間を用意せずに、(日常生活時間+数分)で一流が育つ子育てができるんです!
もう少しでできそうなときに、忙しさをグッと堪えて、待ってあげること。
その毎日の小さな積み重ねが5年後、10年後に、子どもの才能が花開くきっかけになるはずです。