英文法は7歳までは絶対に教えない!
今日は、文法について少しお話させてください。
0歳から3歳までの子どもは、絶対英語感をもっとも身につけやすい『ゴールデンタイム』の真っただ中にいます。
そのあとも7歳になるまでは、言語をインプットしながら使っていくことで、
自分の頭の中で体系立てて言語の法則を組み立て、
『自分なりの文法』
と言われるものを作り出す能力が非常に高い時期が続きます♪
では、なぜ英文法を教えちゃいけないのか?
実は、厳密にいうと英文法を教えちゃいけないわけじゃないんです。
『文法の例外を教えないでください!』
というのが、正しい表現です。
実際に、英語ネイティブも学校で『国語』として英文法を学びます。
ただ、英文法を学ぶ前の下地の部分が重要なんです!
小学校に入るまでに英語をある程度話せるようになる
↓
学校で英文法を学ぶ
↓
自分がいつも話している文章がどうしてその順番になるのかを理解する
↓
どうしてここではこの単語を使っているのか(単語の用法)がわかる
このように、自分がすでに話している英語の法則をひとつひとつ確認していくイメージなんです。
そうなんです!
私たちが小学校で国語として日本語を学ぶときと全く同じなんです^^
これに気づいてから、私たちが今までの英語の勉強法だとつまずいてしまっていた最大の原因がわかったんです!
わたしたちが学校で勉強した英語は、『テストで間違えないこと』がゴールでした。
だから、学校の先生は、
『ほとんどの場合はこの文法があてはまります。
ただ例外があります。
テストには例外の方が狙われますので、こっちの例外を覚えてテスト対策しましょう』
という教え方をされてしまったんです・・・
すると、いざ英語を話すときに、文法はある程度覚えているのに、
『あれ?これって例外だったっけ?』
と気になり始めちゃうんですよね。
その結果、『間違えたくない』気持ちがむくむくと出てきて、自信をもって答えられない・・・
でも、ネイティブは文法の例外に出会っても、日常生活での膨大なインプットがあるので、
『これは例外だな』
と無意識に判断できる!
例外を覚えているのではなく、自分の知識の中で照らし合わせているんです^^
だから、私たちのように『例外なの?どっちなの?』という風に悩むことは少ないはずです^^
私はなんとか日本の子どもたちに、
『ネイティブが英語を学んでいくように、バイリンガルへの道を進んでいってほしい』
と思って、【一流を育てる英語学習法】を作りました。
SING英会話では90曲の歌のレッスンで、ネイティブレベルとは行かないまでも、
日常会話でおおよそ必要なフレーズや単語を習得できるようにプログラムを組んでいます。
そのあとは、レッスンをくりかえし受けて、それを定着させながら、どんどん親子で話す練習をしていただくことで、
ある程度『英語とはこういうものだ』と頭に入った状態になります。
その頃には、英語のアニメやテレビ番組を見たり、英語で絵本もある程度読めるようになっているはずなので、
お子さんが自分で『あれっ?これってなんでこうなるんだろう?』と文法の例外に気づき始めます。
そうなったときに、一緒に文法を調べてあげてください。
それまで『文法の例外にはノータッチ』を貫いて頂きたいんです!
ここまで文法の例外についてお話してきましたが、具体的にどんな例外があるのかをちょっと例に出してみますね。
例えば、『動物の複数形は基本的には語尾にsを付けるという法則』があります。
1 elephant- 2 elephants
1 rabbit- 3 rabbits
1 lion- 3 lions
のように。
でも、ヒツジは
1 sheep- 4 sheep
で、単数形と複数形が同じなんです。
ほかにも、ねずみは
1 mouse – 5 mice
と形ごと変わっちゃいます。
これ高校受験や英検3級で狙われるポイントなんですが、この例外を他の動物の複数形に出会う前に覚えてしまうと、
『ほかにもsheepやmouseみたいな単語があるんじゃないか・・・?』
と、疑心暗鬼になってしまって、動物の複数形を言うときに語尾を曖昧にしてモゴモゴ終わる・・・のようなことが起こってきます。
でも、SING英会話のプログラムでは、とにかくたくさんの動物の単数形と複数形を歌でまずインプットします。
その後、自分のお気に入りの英語のテレビ番組(これは私が沢山の候補をお教えしていきます^^)を見ながら、『一流を育てる英語スーパーインプット法』でぐんぐん新しい英語表現を吸収し、
読み書きができるようになる
ジェスチャーPHONICSで読み書きのルールを学び、
→絵本の自力読み
→英語で日記や作文を書く
をできるようにしていきます^^
そういうバイリンガル環境に居る中で、お子さんは自分のベストなタイミングで、
『あっ!sheepっていっぱいいるときも変わらないんだ~。』
『もしかして、miceってmouseが沢山いるってこと?』
と気づくときが来ます。
でも、それまでにたくさんの動物の複数形にすでに触れているので、疑心暗鬼にならずに、さらーっとネイティブがやるように、ただの例外として流せるんです。
なので、私があなたにお願いしたいことは、
・お子さんが『なんでこうなるの?』と聞いてくるまで、文法的な説明はせずに、ただただ色んな種類の英語をインプットしてあげること手助けをすること
・『なんで?』がきたら、できる限り一緒に調べてあげること
この2点だけです^^
お子さんの『自分で気づく力』は大人の何倍も強いと言われています^^
その『潜在的な素晴らしいパワー』をどうか、存分に発揮させてあげましょう!!