母国語はどうやって決まるのか?
こんにちは! サユリです^^
きょうは、『母国語はどうやって決まるのか?』について^^
母国語はどうやって決まるのか?
まず、人はどうやって母国語を話せるようになるのか、少しお話させてください。
母国語とは、読んで字のごとく、『お母さんの話す言葉』です。
実際に、私がドイツに住んでいた時、フランスとドイツのハーフの同僚が居ましたが、彼女は生まれたときからドイツに住んでいたにも関わらず、
『私の母国語はフランス語よ』
と言っていました。
こういうケースはヨーロッパでは多く見られます^^
なぜ、『自分が生まれた国の言葉』ではなく、『お母さんの話す言葉』なのか?
それには、人間特有の理由があります。
人は、3歳くらいまでは、お世話をしてくれる人が居ないと、生きていくことができません。
だから、自分のことをお世話してくれる人は、自分が生き抜くうえですごく重要な存在です。
それはだれか?
普通はお母さんがその役割を担いますよね。
お世話をしてもらえるかどうかは、子どもにとっては死活問題です。
だから、母親が話す言葉は一段と集中して聞こうとするし、できるだけ早い時期に言っていることを理解して、自分の要求も伝えられるようにならないといけません。
だから、3歳までの脳には、大人の脳にはない特別なシステムが組み込まれています。
子どもは、自分にとって重要な人が話す言語を大量にインプットするだけで、自動的にそれを頭の中で整理して、自分なりの法則を見出し、母国語として話せるようになる『言語回路』と『耳』を身につけます。
実は、この能力を有効に使うことが、
『日本に住みながら、バイリンガルに育てる』
ためのカギになります。
アカデミーオフィシャルYouTubeチャンネルには、今日の話を分かりやすく解説した動画をアップしてます^^
息子がまだ4カ月半(ビデオでは間違えて4歳半と言ってますが)の頃で、私の髪型も黒髪ロングの頃です(笑)
あぁ・・・懐かしい^^
というわけで!
次回は、『このカギの使い方』のお話です!!