【一流が育つ叱り方】子どもが自分で困った行動をやめる!問題解決力と自己効力感も同時に高める
子どもが自分で困った行動をやめる!【一流が育つ叱り方】
子どもが困った行動をするとき。
具体的には、
・力任せに飛びかかってくる
・おもしろがって叩いてくる
・ふざけて痛いことをしてくる
本人は楽しいからやってるんだろうけど、親としては勘弁してほしい!
そんな子どもの困った行動を、子どもが自らやめられる
【一流が育つ叱り方】のメソッドをお話します^^
アカデミーの生徒さんのレッスン風景の動画も入れながら、具体的にステップを説明しています。
動画はコチラ↓
一流が育つ叱り方 4つのステップ
子どもが自分で反省し、もう同じことを繰り返さなくなるように導いていくには、次の4つのステップを順に踏んでいきます^^
1 共感する
2 事実を述べる
3 感情を伝える
4 対処法を教える
1 共感する
子どもがどうしてその行動をしたのかを、子どもの立場になって言葉化してあげます。
これが子どもの耳をあなたの言葉に向けさせる仕掛けになります。
子どもの気持ちに共感するには、まず冷静でなければなりません。
ただ、人間は痛みを感じると、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が急上昇して、相手が誰であろうと
『イラッ』
としてしまいます。
親も人間ですから、相手が子どもだろうがこの本能的反応は止められません。
だからこそ、『イラっとするのは当たり前なんだ』と自分で自分を受け入れてください^^
偉そうにメソッドを唱えている私でも、痛くされれば相手が子どもだろうが殴りたくなるほどイラッとします。
でもイラッとした時に、
『私は優しいママであるべきなんだから、イラッとなんてしちゃいけない!』
とか思っちゃうと、ストレスだけが溜まっていっていつか爆発します。
だから、
『イラッとするのは本能だから当たり前』
と自分を受け入れましょう^^
そうすると逆に体は『危機が去った』と臨戦態勢を緩めます。
そして、冷静な自分に戻りやすくなります。
この一連の流れを経て、やっと
子どもの気持ちになって共感の言葉を発する
ことができます。
2 事実を述べる
共感して、子どもの聞く耳を準備できたら、次は「痛いよ」と事実を伝えます。
ここでやりがちなのが、
「飛びかかるなんて、けがしたらあぶないでしょ!」
「なんで痛がることするの!?」
など、その行動を悪い行動だと決めつけて、責める言葉をかけてしまうこと。
はじめから自分の行動が悪いことだと決めつけられてしまうと、子どもが自分で考えるチャンスが無くなってしまいます。
【良い悪いのジャッジ】はここでは置いといて、ただ事実だけを伝えます。
例えば、
「すごく痛いよ」
「こぼれちゃったね」
「壊れちゃったね」
など・・・
3 感情を伝える
事実を伝えて、自分がやってしまった結果がどうなったのかを子どもが理解したら、親としての素直な気持ち(感情)を伝えます。
「嫌な気持ちだよ」
「つらいよ」
「悲しいよ」
「やってほしくないよ」
「やめて欲しいよ」
など・・・
4 対処法を教える
素直な気持ちを伝えて、子どもが自分の行動を反省していることが見て取れたら、対処法を教えます。
例えば、
「もうしないよ、っていうお約束の言葉を知ってる?ごめんなさい、って言うんだよ。ママとお約束できそうかな?」
など・・・
※ただし、「ごめんなさい」を教えるのは、子どもがちゃんと言葉が話せるようになってからにしてください。
まだ言葉が出ない子どもは、自分の行動で反省の意思を示してくれるはずです。
この動画の男の子は、タブレットの画面をママが見やすいように持っておいてあげる、ことを思いつきました^^
そういう反省の行動が見られたら、丸ごと「ありがとう」と子どもの気持ちをうけとってあげましょう。
この4つ目のステップでは、
子どもが自分の意志で反省の意思を示すことができる
ようにしてあげます。
「ごめんなさい」という言葉を教えても、すぐには口から出せないことの方が多いはずです。
その時には、そこからどうやって状況を打開するかは子どもに任せます。
以上が【一流が育つ叱り方 4つのステップ】です^^
子どもの困った行動をやめて欲しいときには、このメソッドを使ってみてくださいね!