【一流が育つ子育て】におけるご褒美の考え方
今日は、
『子供をやる気にさせるためにご褒美をあげてもいいのか?』
問題についてお話させてください!
結論から言うと、私は『ご褒美大賛成派』です。
だから、ポイントカードのシステムをアカデミーに導入しています^^
これには科学的な証拠がきちんとあるんです!
ただやり方を誤ると成果が出にくいばかりか、
『ご褒美のためにしか頑張れない子供』
に育ってしまう可能性があります。
なので、私は世界中の色々な教育法や教育経済学の視点から、
『こどものやる気を引き出し、ご褒美目当てに勉強するのではなく、自らが学び成長していく喜びに自分で気づかせてあげられるご褒美のあげ方』
を研究してきました!
それをあなたにシェアしますね^^
私の研究結果によると、ご褒美をあげる時に、
『どんなことを達成したらご褒美がもらえるのか』
というご褒美をゲットするための条件がすごく大切なんです。
これからある例を出します。
二つの条件を示しますので、あなただったらどちらの条件でご褒美を与えたほうが、お子さんの成績が上がりやすいと思われるか、予想してみてください^^
「お子さんは小学3年生です。
苦手な教科は算数で、勉強をしなきゃいけないのはわかっているようですが、なかなかやる気が起こらない様子です。
そこで、あなたは子どものやる気を引き出して、テストで良い成績を取れるように、ご褒美をあげることにしました。
その条件は・・・
1.テストの点数が前回よりも10点高かったら、好きなものを買ってあげる。
2.算数の練習問題を1ページ終わらせる、もしくは、教科書を読んだり宿題をする毎に、少額のおこずかいをあげる。
ちなみに、
1で買ってもらえるものと、
2でもらえるおこずかいの合計金額はほぼ同じとします。
さて、どちらを選びますか?
もう少し説明を加えると、
1は、学んだことを『アウトプット』することにご褒美を与える方法
2は、学ぶことを『インプット』することにご褒美を与える方法
と言えます。
『インプット』にご褒美を与えると、子どもたちは本を読んだり、宿題をしたり、練習問題が解けるようになるのでしょうが、必ずしも成績が良くなるとは限りません。
一方、『アウトプット』にご褒美を与えることは、よりダイレクトに「成績をよくする」ことを目標にしているので、直感的にはこちらの方が上手くいきそうに思えるかもしれません。
しかし、結果は真逆でした。
アメリカの小学校で大規模に行われた実験で証明されたのは、
『インプットにご褒美を与えられた子供たちの方が、はるかに成績の上昇がみられた』
のです!
この実験結果のカギは、
『子供たちがご褒美にどう反応し、行動したか』
ということにありました。
『インプット』にご褒美が与えられた場合、子どもにとって、ご褒美をもらうために何をすべきかは明確です。
一方、『アウトプット』にご褒美が与えられた場合、何をすべきか、具体的な方法は示されていません。
ご褒美は欲しいし、やる気もある。でも、
どうすれば学力があがるのか
が子どもには分らなかったのです。
少し長くなってしまいましたので、続きは次回に^^